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レッドスキンズ暫定HCビル・キャラハンというおじさんについて

 こんにちは。社会人の方なら大なり小なりマナー研修というものを受講したことがあると思います。わたしはいまの会社が2社目で、新社会人として入社した会社でマナー研修を受けました。とは言っても中小企業でしたので、大企業のような自社での研修ではありません。2日間の日程で行われる中小企業用の講習会でした。マナー講師が名刺交換や電話対応の方法をレクチャーし、その後実践というごくシンプルなものです。その程度のことしか覚えていませんが、いまもなんとかサラリーマンを続けています。

 その研修で2日間ずっと気になることがありました。その講師はとても妙齢とは言えない熟女でした。しっかりとスーツを着こなし、バチバチのキャリアウーマン的なオーラを醸し出していたものの、ひとつだけ見落としていることがありました。それはスカートを通り越してパンティのラインがくっきり浮かび上がっていたこと。「それはマナー違反じゃないのか!」とツッコミたかったことをいまでもハッキリと覚えています。

 性別を逆にしてみてください。もし、中年男性マナー講師のブリーフのラインが浮かび上がっている時のことを。きっとセクハラと騒がれるはずです。

 あの時のことを思い出すたび、わたしはなんとも言えないモヤっとした気分になるのです。男女ともに極度にボディラインが出るタイトな服はTPOに合わせましょう。これがわたしが教えることができる唯一のマナーです。

 

 さて、今回は短めです。この前、レッドスキンズのHCジェイ・グルーデンが解雇されました。この世界では解雇なんか当たり前。厳しい業界ですが、勝てないコーチは不要です。コーチもHC向きとかコーディネーター向きとかいろいろ適正はあります。それにチームのQBやほかのコーチ事情によってその人の力を存分に発揮できないことも往々にしてあることです。グルーデン弟には今後の活躍を祈るというエールを送りながら、今回は暫定HCに任命されたビル・キャラハンの戦術を考えてみましょう。

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グルーデン一派

 まず、彼の経歴を見ると、プロでのコーチングキャリアは1998年まで遡ります。当時キャラハンはジョン・グルーデンHC率いるレイダースのOCを務めていました。2001年にジョンがバッカニアーズへ転職した後の02、03年、キャラハンはレイダースのHCとなります。02年シーズンにはHCとしてレイダースをスーパーボウルに導きます。しかも、その相手はジョン率いるバッカニアーズ!ジョンが去った後もレイダースはほとんど同じプレイブックだったので、ジョンはレイダースのプレイをほとんど知っていました。結局スーパーボウルでケチョンケチョンにやられ、その後の03年シーズンも不発に終わり、キャラハンのHC初キャリアは苦い思い出となりました。

 その後なんやかんやあってジェイ・グルーデンの下でOLコーチとアシスタントHCを務め、いまに至るわけです。つまり、彼はグルーデン兄弟とズブズブの関係です。

 

ヘビーランニングゲーム?

 就任後の会見でキャラハンはランの割合を増やすというような趣旨の発言をしていました。果たして上手くいくでしょうか?レッドスキンズのOL、RBともに今シーズンはランオフェンスで苦戦しています。その証拠にチームのリーディングラッシャーであるエイドリアン・ピーターソンはシーズン合計で108ヤード、1回平均2.7ヤードしか走れていません。キャリアの終盤に入っているピーターソンの成績は明らかに落ちています。昔は1試合でこれ以上余裕で走っていたのに。それにはブロッキングの問題もあるでしょう。さらにQBが定まらないということもあり、オフェンスには致命的な欠陥だらけです。

 今週から先発QBはケイス・キーナムになります。誰が先発になろうがQBの実力はほかのチームより劣っています。つまり、キャラハンの言うヘビーランニングゲームにしなければならないという発言も理解はできますが、その実力はないのです。それにいまから新しい戦術を浸透させる時間もありません。結局のところ、ジェイ・グルーデンのプレイブックを基にランとパスのバランスを変えるくらいしかできないでしょう。それにランが出ないことにより、相手にリードを奪われ、キャッチアップオフェンスとなる場面も多く見られることと思います。

 

ゾーンブロッキングスキーム

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 キャラハンは長年OLコーチとして活躍してきました。彼の専門はゾーンブロッキングです。OLのブロッキングスキームはマンブロッキングとゾーンブロッキングに分けられます。名前のとおりマンブロッキングはブロックする相手が決まっています。一方のゾーンブロッキングはブロックするホールが決まっているといった具合です。ランプレイで言うとパワーみたいに相手が決まっているものをマンブロッキングインサイドやアウトサイドゾーンがゾーンブロッキングです。ウエストコーストの一派であるグルーデン兄弟に仕えていたことからも納得のスキームです。

 

まとめ

 キャラハンの言うことを信じるなら、安定しないQBにとってはありがたい話です。しかし、ラン10回以上走ったRBは3人しかおらず、そのうちの1人デリアス・ガイスはすでに故障者リスト入り。残る2人を合わせても200ヤードには届かず。さらに、1回のキャリーでのロンゲストヤードはクリス・トンプソンのわずか12ヤード!舐めてるやん。良いプレイを紹介しようにもそもそも良いランプレイがありません。

 今シーズンのキャラハンはドルフィンズのブライアン・フローレスと並んでNFLで最もタフな仕事を任されることになりました。ファンはすでにタンクモードに入っているでしょうが、もうちょっとだけ見てあげてください。