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NFLとNCAA footballについてあれこれ

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2019-20年NCAAシーズンWEEK 5〜クレムソン対ノースカロライナ〜

 こんにちは。先週末は東京に行ってきました。ちょっとした会社の用事なので面白くもなんともないお出かけでした。大阪から東京となると大体の人が新幹線を使うことになるでしょう。新幹線に乗ってるとチラチラ外の景色を眺めるのが楽しみのひとつ。その中でもやっぱり富士山は良いもんです。静岡の長さにうんざりしてきた頃に現れる霊峰富士。ん?霊峰富士?もしや驚邏大四凶殺の場所では?そう男塾です。

 驚邏大四凶殺とは、魁!!男塾のストーリーのひとつで、男塾対関東豪学連の争いに終止符を打つ闘いです。男塾からは剣桃太郎富樫源次、虎丸龍次、Jが、関東豪学連からは伊達臣人、そして月光、飛燕、雷電からなる三面拳がそれぞれの代表として出場します。

 ルールは足枷とどでかい鉄球を鎖でつなぎ、富士山の頂上まで押し進めるのです。そして、合間に両校ひとりずつ闘うことになります。最終的には桃太郎以外全員死にます。しかし、このままでは次の3号生との闘い、大威震八連制覇には人数が足りないことから、ひょっこりみんな生き返り、関東豪学連の4人も男塾に入塾します。

 富士山の話に戻ります。驚邏大四凶殺のうち、飛燕と富樫は断崖絶壁で崖の上から綱を括り付けただけで宙に浮いた状態で闘うことになります。しかし、ここでひとつ疑問が。富士山に断崖絶壁なんてあったか?

 

 さて、先週のカレッジフットボールからはクレムソンとノースカロライナの対決を紹介します。クレムソンはサウスカロライナ州クレムソンという街に本拠地を置く大学です。実は南北カロライナ対決なのです。クレムソンは最近こそ全米最強となり、どのポジションでも優秀な選手を輩出するものの、代々エッジラッシャーの育成に定評のある大学です。ビック・ビーズリーとかほかは名前忘れたけど。

 ランキング1位だけあってこれまで全勝。しかし、強豪校との対戦は少なく、テキサスA&Mが少し強いかというくらいで、スケジュールには恵まれています。

 一方のノースカロライナといえばほぼバスケのイメージです。バスケは強いがフットボールは弱い。いつもそんなイメージどおりのシーズンを過ごすチームです。同大学の代表的な選手は俺たちのミッチェル・トルビスキーです。

 今シーズンのノースカロライナは開幕からサウスカロライナとマイアミにアップセットをかましたかと思えば、ウェイクフォレストとアパラチアン州立に負けるなど謎の戦績を誇っています。

 ちなみにノースカロライナといえば足の裏🦶のロゴはもう使ってないんでしょうか?せっかくクレムソンの肉球ノースカロライナの足の裏の変なロゴ対決ができると思ったのに。。。

 あと同大学の特徴としてアーガイルをユニフォームにあしらっています。一部の大学は特徴となる柄があります。ケンタッキーは白と青のチェック柄、アラバマはユニフォームには使っていませんが、千鳥格子が特徴です。

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xの角度を求めよ。

あわや大番狂わせ

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 どうしたクレムソン?週末はずいぶんヒヤヒヤする試合でした。まさかランキング1位のチームがランク外のバスケ大学にこれほど苦戦するとは。試合全体を通してクレムソンにはミスと反則が多かった。フォルススタート何回してんねん!特に左のGとT!ファンブルもありました。個人的にRBトラビス・イーティーエンはそこまで大したことないと思います。強いメンツに支えられてるだけ。

 ノースカロライナがここまで善戦できたのはディフェンスのフロント7の力が大きかった。特に21番のLBチャズ・サラットはこの試合大活躍。パスカットからパスラッシュ、ランストップまで馬車馬のように働いていました。フォーメーション自体は今どきこんなシンプルなことやってんのかっていうくらいごく普通の4-3でツーハイ、ゾーンカバーのディフェンスでした。しかし、小柄な選手が多い中、スピード型のディフェンスがハマったのかランとパス両方とも上手く抑えていました。

 

敢闘賞はサラット

 先ほども言ったとおり、チャズ・サラットはよく頑張りました。一回思いっきりTDパスを通されたものの、相手がWRだったことを考慮すれば仕方なし。ランストップ、パスカバーでも存在感を発揮し、ブリッツでは輝いていました。

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 逆にもったいないのがパスオフェンスです。サム・ハウェルというQBはコントロールに難があります。ここぞという時に球が低すぎる。それとレシーバー陣も落球が目立ちました。このミスがなかったらもうちょっと上手くドライブできたはず。たらればは嫌いやけど。

 

ピックアッププレイ

 今回はノースカロライナがどうすれば勝てたのか最後の2ポイントコンバージョンを見ていきましょう。 

 これがその最後のプレイ。

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 プレイはトリプルオプションです。緑の印はディフェンスの責任です。DEがRB、OLBがQB、SSがピッチマンを担当します。OLはゾーンブロック、TEはOLBをブロックしてどれかが走れればOKという塩梅です。

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黄色の丸付けたRTを見てください。こいつ何してんねん!誰もブロックできてへんやんけ!こいつのせいで中がダダ漏れです。

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 ちなみにこれがQBの処刑シーン。ここの直前で例えピッチしてもCBがさらに漏れてきています。ここまで来たらもうダメ。誰がボールを持っても負けです。

 というわけでこれの戦犯はRT、お前じゃ!情状酌量の余地なしで禁固3年の刑です。こいつがILBをブロックできていればここまで中からのプレッシャーはなかったはず。まあ、このプレイに関しては、全員しっかり塞がれていたので、コンバージョンは成功していなかったでしょう。個人的な見解では、この場合、左のスロットにスイング投げて、外のレシーバーをブロッカーに使い、あとは1対1の勝負に持っていく、というのが良いと思います。

まとめ

 不甲斐ない試合をしてしまったクレムソンはアラバマに抜かれ、ランキング2位に落ちました。まあ、勝ちは勝ちです。全勝が続く限りプレイオフは堅いでしょう。しかし、ミスは無くさなければならない。スケジュールに恵まれているだけで、今後の試合には不安が残ります。ことしはアラバマとともに昨シーズンほどの強さは感じられません。厳しいスケジュールで全勝を守っているオーバーンのほか、ジョージアオハイオ州立の方がことしは強いかもしれません。

 それにしてもSECは強い。先週末の試合を反映したAPランキングトップ10のうち、SEC勢が5校入っています。Ole Miss?もちろん先週末も負けました。だって相手がアラバマやから。