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2019-20年シーズンプレシーズンWEEK2〜スティーラーズ対チーフス〜

 こんにちは。わたしが好きなマンガのひとつに「コブラ」があります。あのサイコガンのコブラです。わたしは男らしいものが好きなんです。アメフトをやっていた影響もありますし、元来男らしさとはかけ離れた性格だったという自身のコンプレックスからくるものでもあります。なので日本のマンガではよくあるヒョロッとした男がいざという時にめっちゃ強いという描写はこの世でもっとも嫌いです。身体がデカい方が強い、これは自然界で不変の理です。「るろうに剣心」の緋村剣心が強いなんてことがあってはいけない!

 話がそれました。コブラといえば、ハードボイルドな振る舞いとどんな時でも余裕のあるジョーク、そして不死身という荒唐無稽な設定の主人公のマンガです。コブラの人気ストーリーのひとつにラグボール編があります。当時アメラグと言われていたアメフトと野球を混ぜたスポーツです。選手はアメフトの防具を身につけて試合します。基本ルールは概ね野球と同じですが、ピッチャーはスローマシンと呼ばれるピッチングマシンから5kgの鉄球を射出します。その最高速度は180km!ほかにも野球と違うルールがあります。通常の野球ではボールがバウンドすることなく守備選手にキャッチされたり、塁に到達する前にボールを運ばれれば攻撃側の選手はアウトになります。しかし、ラグボールではボールを持つ塁手をブッ飛ばせばセーフとなります。このために防具を身につけているわけです。そして、このスポーツで最も重要なポジションはファーストです。最も衝突する回数が多いので相当のフィジカルが求められます。逆に守備側の選手も攻撃側の選手をアウトにするために本気で殺しにかかります。こんなアホみたいなルールゆえ死人が絶えないにもかかわらず、宇宙で1番人気のスポーツです。一般的に地球人は宇宙ではフィジカルが弱くザコ扱いで、逆に有利な種族はソリダス星人と言われています。一度はやってみたいなと思ったこともありますが、まず5kgの鉄球を打てない!ともあれラグボール編はコブラ屈指の名編です。興味あれば是非。

 

 さて、プレシーズン第2週もうひとつどの試合にしようかと考えていた時、スティーラーズ対チーフスという試合を見つけました。スタメンレベルの選手も多く出るし、これは良いではないか。

 

スティーラーズ勝利

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 いざ蓋を開ければターンオーバーの嵐。チョンボの連続で荒れた試合展開となりました。ベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)以外は両チーム先発メンバーが出場。それでも3シリーズ目からは控えメンツが出場しました。チーフスは自慢のハイパーオフェンスが不発。少なくともパトリック・マホームズが出ている間はもう少し見たかった。まあ、彼らにとっては完全に調整試合でした。得点なんかどうでもいい、修正箇所を探そうくらいの感覚でしょう。来週おんなじことすんなよ!

 一方、スティーラーズはレシーバー陣が奮起しました。亡きWRコーチの弔い合戦と言わんばかりにロングパスもバンバン成功。マンカバーなら外の1対1、ゾーンカバーならシームを狙った良いパスが散見されました。「アントニオ・ブラウン(Antonio Brown)無しでも僕たちは上手くやれるよ」ということを天国のコーチに知らしめました。こういうエモーショナルなことがあった後は否が応でもモチベーション爆アゲ状態なので、今後尻すぼみにならないように気をつけて。

 

羨ましいスティーラーズディフェンシブフロント

 試合を通してビックリなのがスティーラーズのフロント7の層が厚いのなんの!ステフォン・トゥイット(Stephon Tuitt)にジェボン・ハーグリーブ(Javon Hargrave)、キャメロン・ヘイワード(Cameron Heyward)、T.J.ワット(T.J. Watt)、バッド・デュプリー(Bud Dupree)、マーク・バロン(Mark Barron)、ビンス・ウィリアムス(Vince Williams)。これに加えてデビン・ブッシュ(Devin Bush)とタイラー・マテケビッチ(Tyler Matakevich)、アイザイア・バッグス(Isaiah Buggs)もいます。LB1人くらいベアーズにくれや。これぞスティーラーズのパワフル3-4ディフェンスの源です。力こそパワー。細けえ戦術なんてどうだっていいんだよ!層の厚さ、それが全て。というわけではないのですが、そんなくらいクッソ贅沢なメンツです。よくこれだけの猛獣を飼いならす金があったもんです。

 

ピックアッププレイ

 今回はスティーラーズ最初のTDを紹介します。

 あまりにあっさり走り抜けたので、ボーッと流していましたが、美しいブロックです。決してRBは何も凄くありません。こんなん小学生がRBでもTDや。OLなどのブロックが素晴らしかった、それだけのプレイです。

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 アサインメントとしては上の図の通りのブロックをします。外のWRがOLBを外から内にブロックします。これをクラックと言います。LBからしたら側頭部をメキョメキョにやられるプレイで、わたしはこれが大っ嫌いです。昔、先輩や対戦相手にやられて脳みそはじけ飛びました。まあ、そのおかげでLBはどんどん首が太くなります。首の筋トレはしない今でも体重の割に首が太いです。ちなみにこの時ディフェンスはマンカバーです。

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 丸の部分を見るとマンカバーのCBがクラックで内側に走るWRに引っ付いてしまっています。マンカバーはゴール前では定番の守り方ではありますが、このような弊害もあります。

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 その結果、こんな感じでオープンがガラ空きになってしまいました。71番のGは本来CBをキックアウトするはずですが、WRが1人で2人ブロックしてくれているので、RBと一緒に駆け上がり漏れたディフェンダーをブロックします。ほかのOLも良いブロックしてますね。綺麗にランニングコースが空くようにディフェンスをめくり上げています。

 

まとめ

 いくつかのチームは先発メンバーも出てきて楽しくなってきました。来週にはもっと長いこと出るのでさらに楽しくなります。いよいよ本格的なフットボールが近づいてきました。