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NFLとNCAA footballについてあれこれ

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アメフトにおけるファッションの話

 こんにちは。今回はファッションの話。学生時代はピアスしてる人がいましたよね。でもわたしはピアスに反対です。決して保守的で老人的な考えからではありません。子供の頃にテレビで「パニッシャー」を見て以来、ピアスはしないと心に誓ったのです。パニッシャーとは昔のマーベル原作のアメコミ映画です。ジョン・トラボルタが悪役の映画で、いまのマーベル映画とは違い、特別な力は無い普通の人間が主役です。ジョン・トラボルタ一味に家族を殺された男は復讐を誓うというのが主なストーリー。主人公の男には味方がおり、共にアジトに隠れていました。そこを敵に嗅ぎつけられます。主人公を逃し、味方は捕まってしまいます。主人公の居場所を吐かせるために拷問することに決めた敵は主人公の味方の1人、顔中ピアスだらけの男をターゲットにします。そして、ピアスをひとつずつペンチで引き千切っていくのです。このシーンを見てからピアスは弱点になると分かり、一生しないと決めました。気になった方はぜひパニッシャーをご覧ください。アベンジャーズ好きな方にはスーパーパワーが無いので物足りないかもしれませんが、面白い映画です。

 さて、本題のアメフトにおけるファッションについてお話ししましょう。アメフトはほかのスポーツと比べるとファッション要素が強いスポーツでもあります。戦術がどうだとかこの選手がどうだということも大事ですが、実際にプレイしている人間からすればファッションも重要な要素であります。特に多感な高校生や大学生にとって、ダサいということは能力以上に致命的なダメージとなります。経験者でなければヘルメットやショルダーパッド、グローブ、スパイクなんか全部同じに見える人もいると思います。今回のブログを見て、少しでも選手のファッションに対するこだわりを感じてもらえればと思います。

 

 

ヘルメット

 やっぱり1番目に付くのはヘルメットですよね。これは多少見ている方であれば、経験者でなくともいくつか種類があるのはご存知かと思います。メインのメーカーは2つあります。

Riddell

 リデルと読みます。これがシェアNo.1だと思います。かくいうわたしもこのメーカーのヘルメットを使っていました。

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VSR4

 これはかなり古いヘルメットで、わたしがアメフトを始めた当初使っていたヘルメットです。古いヘルメットはパッドが薄く、頭が小さく見えるのでスタイルは良く見えます。一方、防御力はありません。中のパッドが固いゆえに練習後は猛烈に頭が痛くなります。これのせいで大学時代は毎日頭痛でした。

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Revolution

 続いてはこちら。名前どおり革命です。パッドが厚いことにより頭が痛くないのです。柔らかいし。しかし、頭がデカく見えるし、ダサい。

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Revolution Speed

 わたしが最後に使ったヘルメットがこれ。頭がデカく見えますが、カッコよくなりました。

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SpeedFlex

 最新のヘルメットです。これが出たころにわたしはもうアメフトを辞めています。アゴを固定するチンストラップがベルト式になっており、被った後に締めるだけでOK。ちなみにそれまではパチンとなるまではめ込むスタイルで、度重なるヒットによりそのボタンみたいなやつがおかしくなってキチンとはまらなくなります。

 

Schutt

 こちらはシャット。2番目に有名なブランドです。全体的なフォルムと中のパッドを考慮するとリデルの方が好みです。

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名前忘れました

 もうどんな名前か忘れました。わたしがアメフトを始めた時はリデルのVSR4とこれが1番安いヘルメットでした。防具を買う時に聞いた話では「こちらの方が日本人の頭に合うよ」ということでしたが、わたしの好みではありません。一応リデルの方が頭に合ったので助かりました。一度被ったことはあるのですが、これを使っている人がいるなんて信じられないほど中のパッドが固い!被った時の第一声が「痛っ」。

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AIR XP

 さっきのやつとサイズは変わりません。しかし、パッドの柔らかさは大きく向上しました。柔らかくて、頭も大きく見えないというところが良い。でも、パッドの中になぜか雨や汗などの液体が染み込みます。しかもヘルメットを洗ったところでパッドの中まで洗えません。土のグラウンドで練習していると中のパッドが茶色くなるのです。汚い。

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Vengeance

 物騒な名前。NYGの選手がよく使っていました。ガンダムみたいな変わった形でロボ好きな人には抜群の受けかもしれません。当然、パッドの重厚感もあり、当たっても痛くありません。デメリットはものすごく頭がデカく見える。シャットのヘルメットは高機能になるほど頭がデカくなります。

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F7

 なんかめっちゃカッコいい。いまアメフトをやるとしたらこのメットにします。かくいうわたしがロボ好きなのでシャットの新しいヘルメットは憧れなのです。これはシャットの最新型だと思います。というのもこれもわたしが辞めてから出てきたメットなので、詳しくは知りません。

 

全体的な傾向を言うとシャットは前からの衝撃を受け流す、リデルは横からの衝撃を吸収するという構造だそうです。人の頭によって合う合わないがあるので、買う時は必ず店員にチェックしてもらってからにしてください。合わないメットを使うと脳震盪になりやすくなってしまいます。NFLではチームによって流行りがあるのか、NYGはシャットを使う選手が多かったような印象があります。そのほかメットメーカーからのスポンサーを受けている選手はそのメーカーのメットを使用しています。

 

フェイスマスク

 メットに着ける網の部分です。ポジションによって使うフェイスマスクも違うので、ポジション毎にどのフェイスを使うかでセンスが問われます。

 

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ゲームで言うたらデフォルト

 メットを買う時に何も言わなかったらこれが付いてくる。とにかく普通。ダサくもないが、カッコよくもない。これを付けてる人は公務員志望でしょう。

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マッチョな奴が付けてる奴

 LBとかがよく付けてるやつ。シンプルかつカッコいい。ガリガリが着けるとフェイス負けします。

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よく見るやつ

 これ使ってました。QBとWR以外大体これ使えます。別にルールで決まってるわけではありませんが、ポジションによって住み分けされてます。

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甲冑トリオ

 数年前、大ブレイクした通称”甲冑”。トランスフォーマーみたいなかっこよさがあります。こういうゴツいやつはとびきりデカい選手が付けないとカッコ悪くなります。つまりフェイス負けです。わたしはガリガリだったのでこれを着けることはできませんでした。とにかく重たいそうです。いまはルールで禁止されています。

 

アイシールド

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 日本語ではアイシールドと呼ばれますが、英語ではバイザーです。和製英語がここにも。誰がアイシールドなんて呼び始めたのか?漫画か?透明のものから黒、虹色まで文字どおり色々。ですが、色付きを着けていいのはNFLだけ。着けたままでは反則を取られます。メーカーはナイキ、アンダーアーマー、サングラスメーカーのオークリーが有名です。

 ちなみに汗っかきの人がこれを着けると汗が飛び散って前が見えないということになります。NFLでもサイドラインでスタッフがタオルでせっせと拭いている場面を見たことがあると思います。

 

ショルダーパッド

 次にこだわるべきはショルダーパッド。外からディテールは見えなくともフォルムは見えます。ユニフォームは全体的にタイトな着こなしがトレンドなので、小型化が進んでいます。これも2つのメーカーが主流です。パッドを固定するものにゴムとベルトがあり、好みとポジションで選びます。大学やチームによってどのメーカーのものを使うか決まっていることが多いです。

 

Riddell

 アメフトはとにかくリデル。ショルダーパッドもリデルが強い。

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Power

 わたしはこれ使ってました。これは革のベルト式で胸の部分を見るとベルトが通っているのが分かると思います。肩のパカパカする部分は少し大きいのですが、わたしがやっていた時はこれがベストだと思っていました。ちなみに胸と背中のパッド部分はメッシュ構造になっており、通気性にも配慮しています(涼しくなるとは言っていない)。アラバマ大やミシガン州立あたりがよく使ってます。

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最新型

 これは最新型。わたしがアメフトをやっていた終末期に出てきたものです。薄くてちっさい。つまりカッコいい。

Douglas

 残念ながらシャットではありません。ショルダーパッドではこのメーカーはかなり強いです。

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名前は知らない

 主流はこんなやつ。ポジション毎に形状が違うので、色々選べます。これがゴムのベルトで固定するタイプです。胸のあたりを見ると穴に金具が挿さっているのが分かると思います。難点は経年劣化するとゴムがビヨンビヨンになって緩むこと。走るとパッドがバインバインになります。ダグラスの良いところはカスタム性です。肩のパカパカのサイズからパッド部分と縁の色まで選び放題。めっちゃタイトなサイズでチームカラーに合わせたショルダーパッドは周囲から羨望の眼差しを受けること間違いなし!クレムソンやシーホークスパッカーズなどはこれです。

 

 別にリデルがベルト式でダグラスがゴム式というわけではなく一例として紹介したまでです。どちらのメーカーにも両タイプ売ってます。そのほか、細かいパッドを含め、ポジション別に各メーカー色々種類があります。メットほど合う合わないは神経質になる必要はないと思いますが、買う時はしっかりサイズを調べる必要があるので店員に見てもらってください。

バックプレート

 これを着けるかでオシャレか否か決まります。金はかかるもののアメフトはアクセサリーを着けるべき。そう思いませんか?

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 ショルダーパッドの下からニョキっと生えているのがバックプレート。なぜかは分からないまま、付けているのがカッコいいんだと洗脳されていました。そして付けていました。背中を守るという機能的な意味合いはあるんでしょうが、着けるのは完全にファッション目的です。大学生はラインマン以外みんなつけますが、NFL選手はほとんど付けません。

リブパッド

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 QBはこれ付けます。ユニフォームのお腹部分が不自然な形になっているその下にはこれが入っています。ほかのポジションでこれを付けている選手は軟弱者というレッテルを貼られます。

 

スパイク

 オシャレは足元から。スパイクも重要なファッションです。アメリカはチームによってユニフォームのメーカーに合わせることが多いです。もしくはスポンサーを受けている場合はそのメーカーのものを使います。メーカーはナイキ、アディダスアンダーアーマーが主流です。ちなみに日本だとアメフト用のスパイクは数が少ないので、サッカー用のスパイクを履いていました。

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 スキルポジションはカラフル、ラインマンはモノクロ。これが一般的。

 スパイクの呼び方は国によって様々。日本はスパイクと呼びますが、アメリカではクリーツ、イギリスのサッカー界ではブーツと呼びます。

 

グローブ

 手袋もスパイクと同じで、チームやスポンサーによって使うメーカーは違います。メーカーはスパイクと同じ。手の甲にパッドが入っているライン用から何もないスキル用、はたまた小さいパッドが入ったビッグスキル用などポジションによって使うものは違います。機能としてはWRやDBが使うスキル用とビッグスキル用は、ボールを掴みやすいように手の平がベタベタします。練習で使いすぎるとベタベタが無くなってしまうので、試合用と分けましょう。ファッションとして1番大事なのは手の平の柄です。

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オレゴン大のグローブ

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こんなのも

ユニフォーム

 「ユニフォームなんてチームで決まってるから、自分でどうこうしようがないのでは?」と思う方もいらっしゃるでしょう。でも着こなしにセンスが問われます。要は学生の制服の着こなしと同じことです。

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QB袖

 アメフトでは袖の種類を選べます。これはQB袖。ショルダーパッドを締め付けず、肩が自由に動くので投げやすい。

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ライン袖

 こちらはライン袖。ピッタピタにショルダーパッドを締め付けることで肩のデカさを強調し、威圧感が増します。実際には袖と呼ぶには難しいほど腕の部分の布がありません、脇が大きく空いています。とにかく、肩がはみ出るほどピタピタに仕上げるのがいまのトレンドです。わたしはこのタイプの袖でした。

特殊ケース

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90年代のギャル

 エゼキエル・エリオット(Ezekiel Elliott)はヘソ出しルック(死語)がお好き。大学時代はこんなファッションでした。

アクセサリー

アームシバー

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シャーマンの左腕に着けてるやつ

 腕長効果があります。汗を吸収するとかの意味はあるのかもしれません。しれませんというのは機能など気にして買うものではないからです。ツルツルする素材なのでボールキャリアーが着けるとボールが滑ってファンブルしやすくなるというアホみたいなデメリットがあります。

バイセプバンド

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ジョナサン・ボスティックの腕に着けてるやつ

 太い二の腕に着けるとカッコよく見える。バイセプというのは上腕二頭筋のこと、英語でBiceps。

 

まとめ

 どうですか?選手はそれぞれ自分の好みに合わせた着こなし、アクセサリーを着けています。みなさんにも好みはあると思うので、「あっ、この選手カッコいいな」と思う選手を見つけてください。逆にいままで推しの選手だったのに「うわっ、こいつダサっ」と思うこともあるかもしれません。