アメフト部

NFLとNCAA footballについてあれこれ

MENU

アメフトってオフシーズンにどのくらい練習してるんだろう?

 こんにちは。少し前にハマっていたことについて。ことしの1月ごろまでわたしは牛丼早食いチャレンジに挑戦していました。店はすき家、サイズはメガ盛り、メニューは牛丼であれば自由というのが基本的なルールです。吉野家メガ盛りが無い、松屋の牛丼は肉が大きすぎる、なか卯は近所に無いことからすき家をチョイスしました。後は単純に早食いするだけ。ちなみに最高記録は3分59秒です。牛丼は飲み物です。口に入れたら、ほとんど噛まずに飲む、これを繰り返すことがコツで、決して妥協してはいけません。さすがに昼メシに毎回1,000円近く払い続けるのは金が持たないので、いまはやっていません。それとそんなに急ぐこともめったに無いですし。

 もうひとつ食べ物の話ですみません。サラダって実質無限に食える物だと思います。ほぼカロリー0に加え、あのあっさり感、サラダだけで腹いっぱいになるとは到底思えません。金と時間的な制約があることから実質と謳っていますが、タダで食えることと時を止めることさえできれば、死ぬまで食い続けることは可能でしょう。

 さて、本題であるオフシーズンの話に移りましょう。みなさんはNFLのチーム、選手がオフシーズンにどんな活動をしているか知っていますか?わたしはおおざっぱにしか知りません。ということでちょろりと調べてみました。こんな書き方すると芸能ゴシップのブログみたい😗

 

f:id:amefoot-bu:20190608121036j:plain

ヒットはしません

フェーズ

 NFLのオフシーズンのトレーニングプログラムはフェーズという段階分けがあります。フェーズによってできることと禁止されていることが労使協定によって明確に決まっています。例えば、トレーニングキャンプまでは全防具を着用したフルスタイルでのヒットを伴う練習は禁止されています。これに違反したチームはトレーニングキャンプで数日間活動停止になり、罰金もあります。フェーズと呼ばれるプログラムが始まるのは4月の第1月曜日より後でなければなりません。では各フェーズのルールを見ていきましょう。※情報はNFL選手会NFLPAから

フェーズ1

  • 時間は1日4時間。
  • 期間は2週間。メニューはカラダ作りや走り込み、リハビリのみに限られる。そのため、ストレングスコーチしかフィールドに出ることはできない。
  • フィールドでの練習は90分以内。
  • チーム全体で活動できるのは2時間。
  • 残りの2時間は筋トレなど選手の自由。

フェーズ2

  • 時間は1日4時間。
  • 期間は3週間。
  • 基本的なルールはフェーズ1と同じ。
  • すべてのコーチが参加可能。
  • ポジションドリルなどの個人的な練習に限定。
  • オフェンス対ディフェンスなどのユニット練習は不可。

フェーズ3

  • 時間は1日6時間。
  • 期間は4週間。
  • 3週間のうち、10日間をOTAに使える。
  • 最初の2週間でできるOTAは1週間に3日間のみ。この期間の練習はフェーズ2と同じルールとする。
  • 残りの2週間は最大4回までOTAが可能。
  • 1週間はミニキャンプが可能。
  • 膝、膝のプロテクターとヘルメットのみ着用可。
  • コンタクト不可。
  • 7対7、9対7、11対11の練習は可能。

 

 フェーズ1はわれわれ一般人が知ることはありません。見ても対して面白さはありません。それと週末は練習できません。キリスト教でいうところの休息日です。OTAとかミニキャンプとかいう言葉はこれから説明します。

 

Voluntary Minicamp

 その名の通り、自由参加のミニキャンプです。元々、英語のVolunteersには志願兵という意味があり、そこから派生した言葉です。ちなみにテネシー大学の愛称はVolunteersと言います。

 新任のHCがいるチームのみ許可された練習で、期間はチームによって異なりますが、大体ドラフト前の3日間だけです。オフェンスとディフェンスでのユニット練習はできません。ポジション別の個人ドリルなどに限定されます。

 

Rookie Minicamp

 こちらも名前の通り、ルーキーだけが参加する練習です。ルールは先ほどのボランタリーミニキャンプ同様です。

 

www.youtube.com

 

OTA

 Organized Team Activityの略で、ここからユニット練習ができるようになります。ルールはフェーズ3に該当します。

 

www.youtube.com

 

Mandatory Minicamp

 このミニキャンプは参加義務があります。ひとつ豆知識。mandatoryというのはラテン語が由来です。わたしの大学時代の専攻であるスペイン語にはmandarという動詞があり、命じるとか、〜させるなどの意味があります。英語はスペイン語と同じラテン語の一派であるフランス語の影響を強く受けているので、そこから派生したのがこのmandatoryという単語です。

 活動時間は1日10時間までに伸び、1日2回練習できます。ただしフィールドでの練習時間はトータルで3時間半です。練習できるのは火曜日から木曜日の3日間で2日目はウォークスルーというユニットでプレイの確認程度の軽い練習しかできません。

 

 春の練習はこれだけです。ミニキャンプが終わると選手たちは夏休みに入ります。そして7月末からトレーニングキャンプが始まります。

 

Training Camp

  • 初日は走り込みなどのコンディショニングとミーティング、座学のみ。
  • 3日目まではコンタクト不可。
  • 4日目以降は1日2回、トータルで4時間の練習が可能。
  • パッド着用の練習は1日3時間を超えてはならない。
  • 最初の練習後、最低3時間は間を空けること。
  • 2回目の練習はウォークスルーのみ。
  • パッド着用の練習が始まって60分以内であれば、天候不良によって中止されてもパッド着用の練習にはカウントされない。
  • レーニングキャンプ中の練習はすべて録画し、レギュラーシーズンが始まってから30日は保管しなければならない。選手から協定違反の告発があった場合、選手会はビデオを見る権利を持つ。

 なにやらルールが多くなってきました。ルールを決めておかないと選手の健康に悪影響があるからです。アメフトなんてスポーツは本気でやらずとも身体に悪いもんです。わたしなんてアメフト界の最底辺でやってただけですが、それでも大学時代は毎晩頭痛に悩まされました。それに加え、腕や肩、膝、足首の痛みもあります。シーズン中に五体満足で試合できる選手などこの世にいません。NFLレベルともなるともっとフィジカルが強いので、ダメージも相当なものです。それ故に練習時間はかなり制限しなければなりません。

 また、トレーニングキャンプと並行してプレシーズンが始まります。これは調整試合なので、レギュラーシーズンに比べて身体への負担は少なく済みます。

 

まとめ

 全然練習してないように見えますが、チームとしての活動が少ないだけで選手は個人でオフシーズンのトレーニングに励んでいます。仲のいい選手複数人でパス練習することもあります。呼ばれへん選手とかおるんやろか?「あいつ誘ってみよかな。あっ、でも断られたらどうしよ?」とかひとりで悩む引っ込み思案の選手はどうしてるんでしょう?そんな人間はアメリカにはおらんか。

 先ほど言ったようにチーム練習は健康管理の目的からどんどん制限されています。つい先日、オクラホマドリルがなくなるかもしれないという記事がESPNにありました。

https://www.espn.com/nfl/story/_/id/26800703/nfl-asks-teams-stop-oklahoma-drill-others

 オクラホマドリルとは人類史上最高に楽しい練習です。詳しくは動画を見てください。

 

www.youtube.com

www.youtube.com

 単純な練習で、めちゃくちゃ痛くてめちゃくちゃ楽しいのです。ラインマンはどうしても頭からぶつかりますし、キャリアーとタックラーはどうしてもヒートアップします。しかし、闘争心がなければアメフトは面白くありません。こういう勝負もんの練習こそ強くなるには必要だと思うのです。そのうちタックルも禁止されるのでしょうか?そうなったら2度とアメフトは見ません。ハードヒットは見たいけど、推しの選手がケガするのは悲しい、なかなか難しい時代です。防具の進化に期待しましょう。