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NFLとNCAA footballについてあれこれ

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来シーズンの展望〜NFC西地区〜

 こんにちは。年々オッサンみたいになってるなって話。一応まだギリギリ20代なので、諸先輩がたからすれば何を生意気なと思われるかもしれません。しかし、最近アイドルの顔の区別がつかなくなってきたのです。元来、アイドルに興味はない性格ですが、それでもわたしが小学生の頃、モー娘。全盛期の頃くらいは顔の区別はついていました。いまやAKBや乃木坂とか見ても誰が誰やら... 似たような髪型、似たような顔つきなので、さながら動くエノキです。10代が永遠に続くと思っていたあの頃にはもう戻れません。光陰矢の如しとはこのこと。

 なんの話や。さて、来シーズンの展望もNFCはいよいよ最後の西地区です。ほんとにひと昔前は弱すぎて、ほかの地区からは狩場としか見られていませんでした。ひどい時は負け越し優勝もあったほどです。その際、他地区でワイルドカードに食い込めなかったチームからはプレイオフへの出場資格を問う議論も巻き起こりました。それも今は昔。49ersがアレックス・スミス(Alex Smith)とともにプレイオフで勝ち進むミラクルの翌年にはスーパーボウルまで進出するほどになり、この地区は変わりました。いまはラムズシーホークスの強豪と弱小がくっきり分かれています。しかし、49ersカーディナルスにも希望はあります。着々と補強を進めた今オフを経て来シーズンは簡単に負けることはないでしょう。

 

シアトル・シーホークス

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行列への割り込みは決してユルサナイ
  • 予想:地区優勝
  • オフェンス:平均得点 26.8 (7位) 平均獲得ヤード 353.3 (18位)
    平均パスヤード 193.3 (27位) 平均ランヤード 160.0 (1位)
  • ディフェンス:平均失点 21.7 (11位) 平均被獲得ヤード 353.3 (16位)
    平均被獲得パスヤード 240.1 (17位) 平均被獲得ランヤード 113.2 (13位)

 わたしはシーホークスが優勝すると思います。いま、西地区で1番なのは彼らでしょう。かつてほどディフェンスは強力ではないにしても、そこそこ強い戦力ですし、オフェンスもランは好調です。チームは世代交代は進んでいますが、安定しています。

 オフェンスではデュアルスレットQBのラッセル・ウィルソン(Russell Wilson)が中心です。WRダグ・ボールドウィン(Doug Baldwin)は引退しましたが、タイラー・ロケット(Tyler Lockett)がいます。さらにドラフトではフィジカルフリークのD.K.メトカーフ(D.K. Metcalf)を獲得しました。TEはエド・ディクソン(Ed Dickson)のほかにもう1人欲しいところです。RBは昨シーズン、クリス・カーソン(Chris Carson)を中心に大活躍でした。いまはフィーチャーバック1人に走らせまくることはあまり見ません。ちなみにウィルソンも300ヤード以上走っていました。

 ついにLOBはすべていなくなりました。ですが、いまはフロント7が強いのがシーホークス。ボビー・ワグナー(Bobby Wagner)とK.J.ライト(K.J. Wright)のLBコンビは現段階では世界最強です。並ぶものはいません。DTにはジャラン・リード(Jarran Reed)がいます。彼もアラバマです。何人アラバマおんねん!と突っ込みたくなるほどいまのNFLアラバマだらけです。ドラフトで指名したDEのL.J.コリアー(L.J. Collier)とSマーキス・ブレア(Marquise Blair)は即戦力候補でしょう。ほかにDEフランク・クラーク(Frank Clark)の代わりにジギー・アンサー(Ziggy Ansah)をライオンズから獲得しています。

 

ロサンゼルス・ラムズ

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駄々こねたってオモチャ買ったらへんで!
  • 予想:2位
  • オフェンス:平均得点 32.9 (2位) 平均獲得ヤード 421.1 (2位)
    平均パスヤード 281.7 (5位) 平均ランヤード 139.4 (3位)
  • ディフェンス:平均失点 24.0 (20位) 平均被獲得ヤード 358.6 (19位)
    平均被獲得パスヤード 236.2 (14位) 平均被獲得ランヤード 122.3 (23位)

 間違えてセントルイスと書こうとしていました笑。昨シーズンはスーパーボウルまで進みました。スーパーボウルではペイトリオッツに敗れたものの、ディフェンスは最強クラスでした。しかし、スーパーボウルに進出したチームは解体されるのが世の常。皆活躍を評価され、移籍していきます。ということでことしは2位どまりにしました。

 ジャレッド・ゴフ(Jared Goff)はことしどうでしょう?順調にいけばことしもバカスカ稼いでくれるでしょうが、突然鳴りを潜めることもあるのがNFL。WRのクーパー・カップ(Cooper Kupp)のことは結構気に入ってます。残念ながら昨シーズンは膝の靭帯断裂で途中退場しました。健康であればシーズン1,000ヤードは稼いでくれる選手でしょう。ほかにもスピードスターのブランディン・クックス(Brandin Cooks)がいます。RBトッド・ガーリー(Todd Gurley)も若いのでまだまだ頑張ってくれると思います。なかなかご機嫌なオフェンスです。

ディフェンスでは昨シーズン猛威を奮ったDLはどこへ?DTダムコン・スー(Ndamukong Suh)はパッカーズと契約しました。アーロン・ドナルド(Aaron Donald)とマイケル・ブロッカーズ(Michael Brockers)のインテリアは重厚感があり頼りになりますが、外側が弱いのです。それもあってパッカーズからクレイ・マシューズ(Clay Mathews)を獲得しました。全盛期は過ぎた感が否めません。それでも貴重なパスラッシャーです。あと、反則されたフリをするのが非常に上手い悪人です。CBのマーカス・ピーターズ(Marcus Peters)とアキブ・タリブ(Aqib Talib)の2人は強力です。ほかのカバーが微妙なところ。ドラフト1巡のSテイラー・ラップ(Taylor Rapp)とレイブンズから引っ張ったエリック・ウェドル(Eric Weddle)が新たな風を取り入れてくれることに期待しましょう。

 

サンフランシスコ・49ers

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テルマエロマエ
  • 予想:3位
  • オフェンス:平均得点 21.4 (21位) 平均獲得ヤード 360.6 (16位)
    平均パスヤード 241.7 (15位) 平均ランヤード 118.9 (13位)
  • ディフェンス:平均失点 27.2 (28位) 平均被獲得ヤード 346.6 (13位)
    平均被獲得パスヤード 233.2 (11位) 平均被獲得ランヤード 113.4 (14位)

 おそらく、アレックス・スミスを見限ったことがこのチームの運の尽きです。それはいまだから言えることですが、コリン・キャパニック(Colin Kaepernick)があんなことになると誰が予想したでしょう?日本とは違い何人であろうとアメリカでは国歌に敬意を表しなければならず、日本の教師のようにはいきません。その良し悪しはともかく、それ以降坂道を転がるように転落のシーズンを送り続けるチームはことしも苦労するでしょう。

先発QBはこのままいくとジミー・ガロッポロ(Jimmy Garoppolo)です。劇画タッチの濃い顔をしてる割に地味な男です。きっとてんでダメな成績なんだろうと思ったら意外や意外、オフェンスは真ん中くらいです。オフェンスを進化させるため、ことしのドラフトでWRディーボ・サミュエル(Deebo Samuel)とジェイレン・ハード(Jalen Hurd)を指名しました。ほかに飛び抜けた選手もいないので、チームの起爆剤となるかもしれません。また、ファルコンズからテビン・コールマン(Tevin Coleman)も獲得しました。パワー、スピードともに優れているので移籍先ではフィーチャーバックになれるかもしれません。

このチームはDLを指名するのが好きなんです。過去何年も1巡指名はDLに使ってきました。御多分に洩れずことしもDEニック・ボサ(Nick Bosa)を指名しました。名前だけ見るとDLはなかなかのラインナップです。ソロモン・トーマス(Solomon Thomas)、アリク・アームステッド(Arik Armstead)、デフォーレスト・バックナー(DeForest Buckner)、ディー・フォード(Dee Ford)。この中にボサも入るわけなので、恐ろしい布陣です。LBには前バッカニアーズのクウォン・アレキサンダー(Kwon Alexander)を加えました。DBはリチャード・シャーマン(Richard Sherman)以外はパッとしません。

 

アリゾナ・カーディナルス

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もぉー!なんでドーピングばれたん?
  • 予想:4位
  • オフェンス:平均得点 14.1 (32位) 平均獲得ヤード 241.6 (32位)
    平均パスヤード 157.7 (32位) 平均ランヤード 83.9 (32位)
  • ディフェンス:平均失点 26.6 (26位) 平均被獲得ヤード 358.8 (20位)
    平均被獲得パスヤード 203.9 (4位) 平均被獲得ランヤード 154.9 (32位)

 やっぱりカート・ワーナー(Kurt Warner)とカーソン・パーマー(Carson Palmer)は偉大でした。この数字はなんや!?ほとんどの項目で最下位です。そらジョシュ・ローゼン(Josh Rosen)手放すわ。とはいえこの前言ったように時期尚早な感が否めません。まあ、新HCクリフ・キングスベリー(Kliff Kingsbury)の体制では不要と判断されたのでしょう。それでもことしは最下位に終わるでしょう。チームはいま、再建の時です。

このチームの将来はドラフト全体1位のQBカイラー・マレー(Kyler Murray)に懸かっています。モバイルQBの心配はケガですが、彼は大勢のモバイルQBと違い、投げるのも得意としています。それがNFLで通用するかは別として、1年目は苦労すると思います。大ベテランのWRラリー・フィッツジェラルド(Larry Fitzgerald)に残された時間は多くありません。あれだけ実力を証明してきたにもかかわらずQBに恵まれない不憫なレシーバーも滅多にいません。よくモチベーションを保てるなと感心するばかりです。若手のクリスチャン・カーク(Christian Kirk)はマレーのよき兄貴分となってくれるはずです。ドラフトで指名したWRハキーム・バトラー(Hakeem Butler)はひそかに注目している選手です。身長はほぼ2メートルと大木のような選手ですが、スピードもあり、当然高さで負けることもありません。

カーディナルスのディフェンスといえばなんといってもDBです。バードギャングと呼ばれる豊富なDBのおかげでパスディフェンスのみ好成績なのです。しかし、ことしはエースCBのパトリック・ピーターソン(Patrick Peterson)がドーピングで6試合の出場停止です。新人のバイロン・マーフィー(Byron Murphy)に期待がかかります。ほかにドラフトでアラバマのSディオンテ・トンプソン(Deionte Thompson)も指名しました。またアラバマ!パスラッシャーにはおそらくNFLで1番腕がながいであろうDEチャンドラー・ジョーンズ(Chandler Jones)がいます。彼は通常の人類の脚より長い腕を持っています。いかにNFLといえど、あの腕の長さで距離を取られたらそう簡単にはブロックできません。

 

まとめ

上と下の2チームで実力は大きく違います。しかしながら、どのチームも尖った戦力なのでポジションの勉強にはもってこいな地区でもあります。わたしはSもやっていたので元49ersのデショーン・ゴールドソン(Dashon Goldson)にはお世話になりました。彼のハードヒットには対戦相手をビビらせる威力がありました。とにかく、チームは強かろうが弱かろうが面白みのあるチームが揃っているこの地区はしっかり見ておく必要があります。