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NFLとNCAA footballについてあれこれ

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スプリングゲームってなんだろう?

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 こんにちは。 筋トレばっかしてたら遂に既製品のスーツやジャケットが着れなくなりました。筋トレあるあるだと思いますが、肩とウエスト、ウエストと太もものバランスが通常の体型とは大きく異なるので、ジャストサイズが日本からは消えてしまいます。加えてアメフト経験者である私の場合、首も太いので、シャツも合いません。

春の紅白戦

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  余談はこのくらいにして、スプリングゲームの話。スプリングゲームとは、大学内の紅白戦のことです。NFLとは違い、プレシーズンマッチがないNCAAでは、このスプリングゲームがシーズン前の最後の実戦の機会となります。ルールはチームによって異なり、キックを含めた試合形式のものから完全にオフェンスとディフェンスが区切られただけのスクリメージ形式のものがあります。スクリメージ形式の場合、オフェンスは通常の得点方式をとりますが、ディフェンスはサックやターンオーバーなどビッグプレイに応じて決まった点が加算されます。全大学共通のルールはQBへのヒットは禁止ということです。言わずもがな、QBがケガをするとチームにとって致命的なダメージとなるので禁止されています。そのためQBだけ別の色のジャージを着用します。

  おおむねすべての大学が4月にスプリングゲームを開催しますが、強豪校であればその模様はテレビ中継されます。フットボールに飢えた熱心なファンは例え公式戦でなくても試合を心待ちにしています。いかにNCAAが学生スポーツをビジネスとして上手く扱っているかがよくわかる一例です。ちなみにミシシッピ大学はスプリングゲームをグローブボウルと呼んでいます。それだけスプリングゲームも人気があるということです。

厳しい練習規制

  スプリングゲームは春の練習期間に開催されます。この春の練習期間というのが少しやっかいで、日本で部活していたみなさんからは少し想像できないと思いますが、合計の練習時間がNCAAによって規定されています。トータルの練習日は15日で、1日に4時間または週に20時間を超えてはならないとされています。違反した大学はペナルティがくだされます。ほか、防具を着用したフルコンタクトの時間も決められています。

  春に限らず夏のキャンプも同様です。日本で部活した方なら「そんなんで上手くなるんかいな」と疑問を抱くと思いますが、部活に関する考え方は日米で大きく違います。日本では朝練して授業中に寝る、そして放課後の練習を夜遅くまでやる、それをオフシーズンもなく引退まで続けるというのがよくあるパターンだと思います。アメリカでは、学生の本分は勉強というのが絶対的な価値観です。当然といえば当然ですが、このため部活の時間は限られます。この限られた時間をいかに有効に使い、上達するかがアメリカの部活でのキモとなります。

  コーチの考え方も日米ではまるで違います。むやみやたらに走り込みやノックを繰り返す昭和の野球部のようなことはしません。時間のムダになります。練習プログラムも細かく区切ってテンポ良く進めます。そんなこんなで上手い選手だけが生き残る仕組みになります。また、選手を怒鳴り散らすことはあっても決して手はあげません。口で言っても聞かない愚か者はどこにでもいますが、そうなったら退部や退学処分です。選手が罪を犯した場合は、NCAAが処分することもあります。チーフスに移籍したSタイラン・マシューは大麻所持で逮捕されたことにより、ルイジアナ州立(LSU)での最終年度に退部となりました。

次は夏のキャンプ

  スプリングゲームが終われば、またしばらくオフシーズンです。次は夏のキャンプがあり、そのままシーズン開幕へと続きます。最近はスプリングゲームのハイライト動画をまとめてくれる有志がアメリカにいっぱいいるので、YouTubeにたくさん動画が転がっています。みなさんも贔屓チームの来シーズンの注目選手を探してみてください。

  今回は短いですが、ここまで。いよいよドラフトが近いので次回からはポジション別に注目選手を紹介していきます。