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NFLとNCAA footballについてあれこれ

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あいつどこいった?FA情報

 久しぶりのNFLの話題です。先週FA市場が解禁され、すでに多くの選手が新たな環境での活動をスタートしています。なぜこの選手が放出されたのかなど疑問に思う選手もいますが、例によって独断と偏見で選んだ選手を紹介します。

 

レベオン・ベル

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すいません。そこどいてください

スティーラーズ→ジェッツ

 銭闘によってついに昨シーズン1試合も出場することのなかったベル。放出は既定路線でしたが、着地点はジェッツとなりました。彼は近年のRBの価値低下に対抗し、もっと給料を寄こせとチームに反旗を翻しましたが、スティーラーズではジェームズ・コナーの台頭により、戦力外に。悲しいかなベルの思惑どおりとは行きませんでした。彼が昨年要求していた金額は1年17億円での複数年契約でした。しかし、ジェッツとの契約は4年58億です。1年あたりの金額も約14億と結局望みを叶えられず。充分高額ですが、近年のパス全盛のNFLを見るともはやRBにはそれほどの価値があるようには思えません。とにかく彼はブランクを感じさせない実力を証明する必要があります。

 

アントニオ・ブラウン

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保護色

スティーラーズ→レイダース

 こちらもスティーラーズから放出。放出前にはQBベン・ロスリスバーガーへ「もっと良いボールを投げろ。俺はベストを尽くしている。これ以上を要求するのか?」と文句を言っていたのでこちらも放出は決定的でした。しかし、肝心の移籍先はレイダース。QBデレク・カーにロスリスバーガー以上のボールが投げれるでしょうか?ルーキーイヤーにはレイダースの未来だと祭り上げられたその実力も最近は勝ち星を見ればわかるとおり。このままではスティーラーズ時代よりもフラストレーションが溜まる日々を過ごすことになりそうなのは私の気のせいでしょうか?

 

ニック・フォールズ

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歯茎ムキー

イーグルスジャガーズ

 QBカーソン・ウェンツの控えを務めながら、2シーズンでイーグルスプレーオフで引っ張ったフォールズにもついに先発の機会が回ってきました。ジャガーズはQBブレイク・ボートルズをお払い箱にし、代わりにフォールズを獲得しました。この動きは来シーズンのジャガーズはフォールズを中心に組み立てていくということにほかなりません。彼がチームを再びプレーオフに導けるかは疑問ですが、まさにフォールズの望む展開となったわけです。4年98億円、インセンティブによっては114億の契約だそうです。逆にボートルズは割と長い間辛抱強く育ててくれたチームに恩返しできなかったので、彼に対する評価はせいぜい2番手QBくらいでしょう。

 

オデル・ベッカムジュニア

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試合中に飲む豚骨スープはやっぱ美味いなー

ジャイアンツ→ブラウンズ

 4年に1度の覚醒も見られなくなったQBイーライ・マニングに別れを告げ、新天地に選ばれたトレード先はブラウンズでした。ブラウンズにはマニングと違い、いま勢いのあるQB「ミスター」ベイカー・メイフィールドがいます。さらに大学時代からの親友であるWRジャービス・ランドリーも在籍しています。ブラザーフッドと若きオフェンス陣により来シーズンの台風の目となりそうです。ブラウンズは代わりにSのジャブリール・ペパーズをトレードしましたが、ともにDLのオリビエ・バーノンとシェルドン・リチャードソンと地味ながら確実に戦力になる2人を補強しています。失敗といえば獲得したRBカリーム・ハントが8試合の出場停止処分を受けたことか。

 

ランドン・コリンズ

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脱いだらスゴイ

ジャイアンツ→レッドスキンズ

 こちらもジャイアンツから流出。ハードヒッターで鳴らす脳筋Sで私の好きなタイプの選手ですが、ルーキー契約満了とともに移籍。レッドスキンズとしてはベアーズに放出したハハ・クリントン・ディックスの代わりとして獲得したのでしょうが、いかんせんタイプが違うように感じます。クリントン・ディックスはヒットが強いですが、パスカバーもそこそこできます。コリンズはパスカバーが苦手でLBに近い選手です。6年93億円という大金に見合う活躍ができるのか疑問に思う一方、相手を痛めつけるパニッシュメントというフットボールにおいて重要な能力を持つ選手であることは確かです。

 

C.J.モズリー

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あっ、石器時代のお金や!

レイブンズ→ジェッツ

 背番号も移籍先もポジションもバート・スコットと同じ結果に。レイ・ルイスの後継者と目された男が突如ジェッツに移籍というのはレイブンズファンにとって悲しい結果となりました。ジェッツは昔からディフェンシブフロントの強化に並々ならぬ情熱を注いでおり、その度にイマイチな結果となっています。生え抜きでDLを育てて放出し、FAでLBを獲得する、その結果生まれるのはピークを迎えたDLをサラリーキャップのために放出し、ピークを過ぎたLBに悩まされるという状況です。モズリーはまだ若いですが、近年はそこそこの成績。過去の例に倣う可能性もありますが、いままでの慣習を破ってほしいところ。また、長年レイブンズを支えてきたLBテレル・サッグスもカーディナルスへ移籍しています。

 

アール・トーマス

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シーホークス→レイブンズ

 これでシーホークスの強烈なディフェンスを誇ったLegion of Boomは全員いなくなってしまいました。CBのブランドン・ブラウナーはドーピングでフェードアウト、リチャード・シャーマンは49ers、Sのカム・チャンセラーは引退し、ついにトーマスもレイブンズへ。若返りは必要ですが、以前と比べてかなり弱体化しました。レイブンズもチーム再編に伴い、Sのエリック・ウェドルをリリースしたので、穴埋めとしてトーマスが補強された格好です。ウェドルもトーマスもオールプロ級のSですが、全盛期は過ぎた感があります。それでもウェドルよりは年下でフィジカルにも定評があるのでまだ使い道はありそうです。

 

ライアン・フィッツパトリック

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全身をほぼ毛に覆われた男

バッカニアーズドルフィンズ

 どういう思考回路してたらフィッツパトリックを獲るのか全く理解不能です。いくらQBライアン・タネヒルが不甲斐ないからといってフィッツパトリックだけは手を出してはいけない。彼のファンには申し訳ないですが、これだけ長くNFLにいられるのが不思議で仕方ありません。なぜ突然覚醒してするのか、そしてなぜ突然うだつの上がらない選手に変わるのか全く分かりませんが、覚醒期間は短いということだけはハッキリしています。ヒゲに手間かかるくらいならフットボールに手間をかけろと言いたいところですが、39歳ではもう成長は見込めません。いずれにせよドルフィンズはことしまたは来年のドラフトでQBを指名するでしょうから、彼のマイアミでの時間はそれまでということです。

 

ことしはSが豊富

 有名、無名を問わずことしのFAはSが豊富です。タイラン・マシューもテキサンズに、ハハ・クリントン・ディックスもベアーズに、移籍の要因は様々ですが、最近のSに求められる能力は大きくて速い、それでいてLBやエッジラッシャーも務められる万能性とごく限られた選手しか持ち得ないものです。ことしはすべての能力を持っていなくとも有能な選手が多くここまで大移動するのは過去にあまり覚えがありません。しかし、選手はチームによって花開いたり、腐ったりするものです。どのチームにもフィットする選手はいません。彼らの選択が正しいのかは来シーズン分かります。

 

残り物には福がある

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万引き犯

 まだ、FA市場に残っている選手でこれはという選手を見つけました。その名はジャレッド・クック。前レイダースのTEですが、なぜ残っているのか不思議です。彼は結構頼りになる男でデレク・カーの頼みの綱として頑張っていました。ペイトリオッツあたりが見逃すはずがないと思っていたのですが、TE不足のチームには良いと思います。あとはジャーマイケル・フィンリー以降まともなTEに恵まれていない古巣パッカーズにもフィットするのでは?